春のこと vol.13 すべてを調和させる官能の円

目線の低い景色。
歯ぎしりしたくなるような、密集。


日が射してきた。
夕方に変わる前の一番まばゆい時間。
冷たい水の中に入りたい。

日常に私が引っ張られてる。
でもそれでも構わないという自信と
もうやめてほしいというあきらめ。


大胆かつ繊細。
剛健で優柔。
野蛮と洗練。


壮絶と静謐
欺瞞と真実
怠惰と許し

永遠と一瞬
流れ、留まる

東と西
光と影

奪い、与える
生と死


果てがない孤独。
この世の真逆。
すべてを調和させる官能の円。

わたしはそれを春と呼ぶ。
美しい、美しい日本の春のことだ。


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by satoeolive | 2013-04-15 16:02